南千石の怪(一部グロテスクな表現があります)
おはようございまーす!OTEFでーす。
今日も天気だ、タバコがうまい!
そう言えば宇野さん死んじゃったんですね?
死に際にやっぱり芸者を呼んだのかなぁ?……どうでもいいけど。
先週末、私、久しぶりに東京湾にスズキ釣りに行って参りました。
例によって朝暗いうちから行く予定でしたが、相棒の都合で一変、夜釣りをすることに……。
場所は2、3年前によく行っていた「南千石橋」
この場所は魚が群で入ってきやすく、釣れだすと入れ食い状態になったりします。
この近くには「夢の島公園」や「若洲臨海公園」などがあり日曜日などには親子連れや少年釣り師でにぎあいます。
そんな喧噪を避けわがままいっぱいに釣りを楽しむには夜が一番です。
と、いうわけで夜の9時頃から釣りはじめることにして出発しました。
釣り場付近の道路端に車を止めて、いつものように堤防に向かいかけた時
「あれー?ここのフェンスの所の穴ふさがっとるでー!」
と、相棒の声……
ここで解説……
釣り人というのは恐ろしい人種です。
例えば恐ろしく切り立った海岸線の崖などにロープがぶらさがっていたりします。
これは、先人が「良い釣り場」を追い求めるために取り付けた物です。
落ちたら100パーセント死ぬ様な場所でも「魚が釣れる」と思えば平気で渡ったりします。
反対に「魚が釣れるんやったら死んでもいいわ!」と思ってる奴の方が多いかもしれん!
堤防に置かれた長い棒(梯子の代わりにする)なんかもそうです。
同様に、「立入禁止」の表示を無視したり、その先に進むためにフェンスを破るなんていうのは当然の行為なのです。
・・・・・・・・解説終わり
私、
「そんなことないやろ!この前来た時は通れたやないか!」
相棒、
「なんか、新品のフェンスになっとるで!全部張り替えられてるがな。」
私、
「東京都も金あるやんけ!わしが壊すのも知らんとはおろかものめーーーーー! がっはははははは」
私たちはペンチでフェンスを壊し堤防へと突撃していきました。
狭い堤防の上を注意深く歩きながら、一番端っこのちょっと広くなった所に到着!
ランタンを灯し、釣りの準備にかかります。
時々懐中電灯を顔にあてて
「海ボウズやー!うひょひょーーー」
・・・・・・・・・・
釣り始めて1時間たちました。
一回も当たりが来ない……。浮きがピクリともしません。
「お前なぁ!「釣り人の霊」連れてきたやろが……全然釣れへんやんか!」
「お魚釣りたいよー。釣りたいよー。て言うとるのがお前の後ろにとり付いとるでー、がっはははは……」
などと、ふざけている時、反対側の端っこの所に灯りが見えました。
灯りの方に向かって
「釣れますかーーーーーーーー?」
とよびかけたところ、灯りが4回点滅しました。
「つ・れ・な・い」 でしょうか?
まあ、一緒に釣りしてる人がいると言うことはなんだかうれしいですよね。
メインの釣りの方がサッパリだったので彼を相手にして遊んでいました。
シャドウフィッシングと言って、いかにも魚が釣れたようなアクションをして反応を見たり
パンツ一丁で唄ったり、
チンポコを出してバチバチやったり、脚の間に挟んでカルーセール麻紀やったりしてました。
でも、彼はいつもライトを4回点滅させるだけでした。
その間、そんな私にライトを当ててくれてた相棒には感謝してますです。
結局のところ、それから2時間釣りましたが一回も当たりがないままだったので今日は止めた方がいいな!って事になり、車の所にかえることに……
帰り際、反対側を見ましたが誰も居ず、
「お前のカルーセル麻紀を見てあきれて帰ったんじゃねえの?」
と、相棒。
「その通り!」
と、私。
ところが、車の所が大変な事に!!
パトカー2台と警官4人で私の車が囲まれてました。
「君達!ダーメじゃないか!立入禁止だよこの場所は!」
「すみません!以前来た時は、OKだったんで、悪いとは思いながらも入ってしまいました。」
(こういう時の私、とっても素直)
「魚釣りするのも良いけど、規則を守ってくれないと困るよ!」
「君達以外に堤防に居る人はもう居ないね?」
「はい、確か10時頃までは端っこにもう1組やってたと思いますけど、うちらよりも先に帰ったみたいですよ。」
「君はなーにをいってんの?私たちは9時過ぎからここでこの車の運転手(私)を探していたけど、堤防から帰ってきた者は一人もおらんぞ!それに……」
「それに、ここで釣りなんかする奴は居ないよ!あっちの堤防の端っこあるだろ?あそこで去年のくれに釣り人が死んどるんやで!それになぁ、死体がまだあがってないんや。みんな知っとるぞ!だから、フェンスを新しく張り替えて入れなくしとるのに、お前らは……」
あちゃー!
と、言うことは彼は本物の「釣り人の霊」だったわけですね……
4回の点滅の意味は
「つ・れ・な・い」じゃなくて
「つ・り・た・い」だったのでしょうか?
どっちにしても
アーメン!