第十壱夜「顔に近づくな」vusen談

vusenの体験談その三です(笑)今度は台湾に行った時の話を送ります。 僕が高校1年の時、知り合いの社長の荷物持ちって事で台湾につれてってもらいました。その時は、初めての海外旅行だったので 「おお~、飛行機がちゃんと飛んでるよ!!」とか 「スチュワ-デスって、なんで美人ばっかなんだ!!」なんて、 訳の分からない事に感激しまくってました。そして、2時間程度で台湾に着くと、すでに台湾の会社の迎えが来ていて、早くもそのまま観光に引っ張りまわされたんです。はっきり言って、これは疲れます。初めてずくしで まだ緊張が続いてるのに 一息つく暇もなく、台湾の荒々しい交通事情に弄ばれるんですから(^^;;。 そして夜は「ボディコンお姉さん」のいるお店で接待を受けました。そのあと、夜の台湾(吉原みたいな所)に社長達が出向くというので、僕は一足先にホテルに送り込まれたんです(;_;)。一人で高級ホテルでボ-ッとしてると、退屈ですが、 「危険だから一人で出歩くと、日本に帰れなくなるかもしれない」 って脅されてたので、遊びにもいけません。そうなると、人間寝るしかないんです。僕はしかたなく テレビをつけっぱなしでベッドに入りました。しかし、実は高校生だった僕はすでに「お姉さんのいるお店」で充分刺激を受けてたみたいで、興奮して寝付けません。 ベッドに入って1時間以上たった時、いきなり金縛り♪僕は 「体が疲れてるのに、頭がハッキリしてるから金縛りになったんだ!!」 っと、一生懸命自分を落ち着かせました。でも、(足元の)テレビが見れる状態で金縛りになってたので、「テレビに集中する事により 金縛りが解ける」っと、勝手に解釈しテレビを見る事にしたんです。 すると、足の横でなんかモゾモゾ動いているのに気づきました。「ドキッ」っとしましたが、もう手遅れ……僕のベッドの足元の方から、人間の右手が生えてきたんです! 「ゲロゲロ(;_;)」 っと思っている僕を無視するように、さらに左手も生えてきました。 「もうやめて~」 っと、声なき叫びをあげても無駄。そのまま、まるで万歳をするように、一気にメガネをかけた男の上半身がベッドの上に登場したのです!! 僕は「やめろ~!!!」と心の中で叫びますが彼には届きません。 彼は「ニッ」と笑い、上半身だけで「ズル、ズル」っと元の方から僕の顔に向かって、近寄り出しました!!。その時、彼の後ろで付いてるテレビの笑い声が妙にムカつきましたが、金縛り中なんでどうしようもありません。 「来るな~~~(ToT)」 僕は最高出力のテレパシ-で彼に訴えましたが、それも無駄。どんどん彼は「ズル、ズル」と僕の上を張ってきます。彼が僕の胸の上まで来た時……僕は「そうだ、呼吸法だ!」と思いつき、 「ハ!」 と気合を込めて全身に喝を入れたんです。すると、彼は一瞬で消えてしまい。金縛りもきえました。僕は、社長達が帰ってきてら、事情を話して部屋を変えてもらいました。正直いって、男の顔が近づいて来る事ほど我慢できない事はありません。 女の霊なら良かったのに・・・・。 (霊が顔に寄ってくるの嫌なんではなく、男の顔が寄ってくるのが嫌なんです(^^;;。)

第十夜「お墓で遊ぶな子供達」ひろ談

これは私が高校の時、付き合ってた彼氏(超霊感強い奴)と体験した話しです。近所に墓地があるんですけど、やはりああいう所でおふざけしちゃいけないんですよね。 真夏の夕方、「(幽霊が)出るよ~出るよ~、ほら、あそこにいる~」なんてふざけ合いながら歩いていたのですが、突然彼が真顔になって一言 「や、やばい……怒ってこっちにらんでる」 その瞬間、周りの空気がさーっと寒くなって体がぐっと重たくなったんです。おもしを体中に付けられたように。私だけでなく彼も一緒に同じ状態になっていました。歩くのも片足ずつゆっくりしか動かす事ができませんでしたが、なんとか墓地から離れようと、歩きました。 取り憑かれた場所から離れれば、いなくなる場合が多いはずなのにあっちの世界の方々ずっと憑いてきてしまったんです。彼が言うには、3体が二人を行ったり来たりして憑いていたそうです。 10分ぐらいづっとそんな調子だったのですが、ふっと軽くなったんです。そしたら、彼の方が歩けない状態になったので、大丈夫って感じで体に触れたら、今度は私だけがぐっと重たくなって。 その時は2体に減っていたそうですが、相手に触れるとそっちに移るという感じでした。彼は除霊ができたので、彼に移った時にあっちの世界になんとか行ってもらいました。その間感じたあの嫌な雰囲気は一生忘れる事ができないでしょう。 書くとそんなに恐くない話しなのですが、あの時は本当に恐怖の一言でした。また、あれ以来あっちの世界の方がお目見えになるとわかるようにもなってしまいました。あの時と同じ雰囲気にさーっと変わってしまうから。まだ、見えないだけいいかとも思いますけどね。 とりあえず、お墓では遊ばない方がいいでしょう。。。

第九夜「壁の穴」夢育美談

今夜はライトなお話しを。 小学生の時の話です。当時は名古屋に住んでおりまして、修学旅行で京都・奈良二泊三日の旅行に行きました。ことは初日の晩、奈良で泊まったホテルでの話しとなります。 私たちは5人で8畳くらいの部屋に泊まりました。まぁ、お決まりのように消灯時間までは女子の部屋まで遊びに行ったり、こっそり抜け出したりなどしていましたが、消灯時間を過ぎる頃にはちゃんと5人とも部屋に戻っていました。 さぁ、布団を敷いて寝る準備をしようということになり、部屋を片付けて布団を敷きました。でも、そのまま寝る訳はありませんよね。 (^^; 当然、こっそり持ち込んだお菓子を食べたり、トランプしたり、遊ぶ訳です。さてお菓子を広げる段になり、何か台が欲しいと思ったところ、部屋の押し入れの前に立てかけてあった座卓に目が行きました。こたつより一回り大きい、かなり大きな重たい座卓でした。 それをどけて持って来ようとした時に、ドキリとしました。どかした後の壁にちょうど15cm 位の大きさの穴が空いていたんです。場所は畳から10cmくらい上の低い位置でした。 みなで、あの穴を隠す為に置いてあったのかなぁ、小学生だから、重いものはどかさないと思ったのかな、などと話しましたが、何だか妙に無気味です。 壁は土壁だったので、乱暴な奴が蹴り開けたんじゃないの?なんて話しで決着しました。当然、その位置に布団も敷いてあるのですが、そこに寝るのは皆嫌がりました。じゃんけんの結果、一番恐がりのS君がそこに寝ることになりました。 暫く遊んだ後、話しは自然とお決まりのように怪談になりす。ましてや、すぐそこの壁には変な穴がある訳です。それだけでも余計に盛り上がりました。S君はそういう話しが嫌いなので早々に、寝るよ、といって布団に入ってしまいました。当然というか、壁と反対側に枕を置いて、壁に足を向けた形で布団に入りました。 消灯時間は過ぎていましたので、部屋の電気は予備灯の薄暗い明かりだけで、四人は次々に怪談を続けました。最初のうち、S君も嫌がりながらそっぽを向いて聞いていたようでしたが、さすがに30分もすると昼間の疲れか寝入ってしまいました。 その時、ふと一人の奴が「悪戯」を思いついたのです(ごめんなさい、白状します、それは私です)。 四人はそうっとS君に近づきました。そして寝息が本物なのを確かめると、布団をゆっくり壁の方に引きずって行って、掛け布団から彼の右足だけを出しました。 それから更に慎重に、右足首を真直ぐに伸ばして、壁の穴の中に足首の部分だけ入れてしまいました。しかし足首は人の手を離れれば元に戻ります。ちょうどエル字型になる訳ですね(笑)。そして、私たち四人はS君の身体を揺さぶりながら、 「大変だ、大変だ、Sちゃん!足が!足がぁ!」 と口々に叫びながら起こしました。彼は、目が覚めた途端、私たちのただならない様子に驚き、自分の足元を見て、やがて言葉の意味を理解した時、泣きそうな顔で叫び出しました。  「足がぁ!足が抜けないよぉぉ!!」 その後はもう、爆笑の渦でした。まんまと引っ掛かったS君は、それこそ死にそうな位の必死な形相で泣き叫んでいました。さすがにやばいと思い直して、急いで部屋の電気を付けて、彼に謝りながらなだめました。 先生が来たら大目玉ですからね。<そうじゃないだろう! とにかく彼を落ちつかせようと平謝りでしたが、彼はなおも泣いています。足が抜けない、足が抜けないを繰り返しました。大丈夫だから、落ち着いて足首を伸ばして抜いてごらんと言っても、 彼の右足は抜けませんでした。 そのうちに一人が、事の重大さに気がつきました。おい、変だぞ、この穴、こんなに小さかったか?……彼に言われて、私たちは冷静に穴を見ました。 確かに、その穴はS君の足とちょうどぴったりの大きさになっていたんです! 誰もが顔を見合わせて、何も言えなくなってしまいました。ゾーっとした、言い様の無い恐さが襲って来ました。 その後は、泣きべそをかいているS君の足を、四人で少しずつ、痛くないように気をつけながら抜きました。入れた時はすごく簡単だったのに、S君の足は擦れて赤くなってしまいました。 やっとの思いで足を抜くと、S君に全員で手をついて謝って、それから布団を寄せて壁の穴の位置を避けてみなで眠りにつきました。もちろん、座卓で元どおりに穴を隠したうえで。 翌朝、恐る恐る穴を見ると、何だか元の大きさになっているようでした。思い切って手を入れてみましたが、楽々入ったので、元の大きさだったと思います。昨夜の現象がなんだったのか、誰も説明は出来ませんでしたが、悪戯半分にああいう事をしてはいけないのだと、それだけは肝に銘じました。 幸いな事に、S君の足はちょっと擦りむいた程度で無事でした。先生にも言わないでくれると言う事になり、そちらの方に安心したように思います。 それにしても、気のせいにしては、穴が縮むって話しは妙だと思いませんか?それ以来、土の壁に穴があると、妙に恐さを感じます。こういうのをトラウマって言うんでしょうかね。 え?お前が悪いんだろうって…… その通りです。 S君ごめん。 (^^; 以上です。 「あっちの世界」の話しかどうか、良く分かりませんが、私が悪人だというのだけは確かです(笑)。全員がパニック状態になったので、穴が縮んだように感じただけかもしれません。 真相は、まさに穴の中です。 この他に、「木曜の夜」、「トンカチの音」、「空白の四時間」などがありますが、あまり恐くないものばかりです。私は直接に何かを見る、経験は一度もありません。一度くらい見てみたいんですけどね。前回の髪の毛くらいのものでしょうか。強烈な心霊写真はありますけど。 ではまた!

第八夜「子供は池に吸い込まれて…」vusen談

こんにちわ(^_^) それでは「F荘事件」についてお話します(^^;;。 その民宿が僕らの間で「伝説」になったのは6年くらい前のことです。僕はカブスカウト(ボ-イスカウトの小学生部門)のリ-ダ-として富士の麓にある「F荘」という所に合宿に行きました。その合宿の対象は小学生で子供30人くらい、大人10人くらいで行われました。 まさか、あんな恐ろしい事が起きるなんて……。 ついた日は何の問題も起きず過ぎました。荷物をしまうために押し入れをあけたら写真が出てきた以外は……。 その写真には、カブスカウトの制服をきた子供(1人)と「F荘」の持ち主の夫婦が3人で写っていました。その時は 「あれ、あの御夫婦のお子さんもボ-イスカウトしてるのか。……でも、あの御夫婦って、この宿に住んでるのにお子さんを見かけないのはなんでだろ?」 と少し不思議に思いましたが、それ以上の事は考えませんでした。その日は初日という事もあり、バタバタと一日が終わりました。 2日目。 ハイキングに出かけました。 夏の暑い中、子供たちは1時間もしないうちにバテてしまいます。途中、道端におばあさんが座っていました。 「 こんにちわ 、暑いですね 」 と声をかけて通り過ぎると、そのおばあさんは軽く微笑んで子供たちに「がんばんな」と声をかてくれました。その後は1本道。1時間ほどでバ-ベキュウ場につきました。 が、なんと! 1時間前に見たあのおばあさんがすでにそこに座ってたのです。 まっすぐな一本道で、近道なんて出来ない。まして、追い抜かれてもいません!! 「まさか」 と思い、もう一度良く見ましたが、間違えなくさっきのお婆さんです。距離は20M程度ですから間違えるはずもありません。するとお婆さんはゆっくり立ち上がり、歩き出しました。 「急いで確認しなくちゃ」 子供たちをおいて急いで走って行ったのですが……しかし、そこには、バ-ベキュウ場には誰も居なかったのです。僕が走りよるその2~3秒の間にだだっ広いバ-ベキュウ場から居なくなるなんて不可能としか思えません。 「もしかして幽霊」とも思いましたが、正午の真っ昼間からそれは考えたくありません。 とりあえず、リ-ダ-は全員それを見てるので後からみんなで「あれは何だったんだ」って相談した結果、とりあえず 「あのお婆さんは改造人間で加速装置が付いていたんだ」 って事で納得する事にしました。 名づけて「マッハばば-」。 しかし、今思うと「幽霊」よりそっちの方が非常識ですが、まだ2日も泊まる場所で幽霊を認めることは本能的に避けていたのかもしれません。 3日目。 夜に肝試しをしました。 その宿の真ん前に池とお稲荷が有り、その脇にキャンプ場へつながる細い道があるんです。その道は街灯なんてもちろん無く、林の中をつっきる状態なので、肝試しには最高です。が、……そこで第2の事件がおきたのです。 子供たちが無事に肝試しを終えたあと、一人の子供が 「リ-ダ-、落とし物拾った。」 とカブスカウトの帽子を私の所に持ってきたんです。どこにあったか聞くと「木に引っかかっていた」とのこと。その時は笑いながら 「誰だ、キャップを落としたのは~」 なんて言ってたんですがなんと、全員ちゃんとキャップを被っているのです……。 「じゃあ、これだれの?」 ……とりあえず宿に持ち帰りました。 そして明るい所でキャップの名前を見てみると 「*原」 ……そんな子はうちの隊にはいません。 「あああああ!まさか?」 思い出してはいけない事を思い出してしまい、全身に鳥肌が立ちました。そう、この宿にきた初日に見つけたあの写真です。この宿の御夫婦と一人のカブスカウトが写っていたあの写真!そういえば、あの御夫婦の名字は「*原」。 4日目。 私達は帰り際に林で拾ったキャップを宿の御夫婦にみせました。すると、 「あら、大事にしまっておいたのに、どうしてそんな所にあったんでしょう、大事な息子のカタミなのに・・・・」 ・・・・・二度とこの宿を使う事はあるまいと思いました。 ある日、 この話を他の団のリ-ダ-も集まってるとこではなしたら、ある団のリ-ダ-が「もしかして そこ、F荘ていう所じゃないか」って言ってきたんです。何故知ってるのか聞きかえしてみたところ、「去年ウチの隊も利用した」って事でした。 そして、その人の話を聞いてみたら、うちなんかより凄い過激な体験をしていたのです。

第七夜「あの子」ゆう談

これは、高校の時の友達(A子)が体験した話です。ですが、彼女は霊感が強いことをあまり人に言いたがらないようで、この話も別の友人から聞きました。 お盆にA子は友人のB子と一緒に出店(露店)に行きました。そして、あらかた見終わった後に帰途についたのですが、近道を通っていこうと言うことで、二人で近所のお寺(神社かもしれない。ここは覚えてないです。)の前を横切って帰ろうとしたのです。 その前で、そこの坊さん(神主?)に出会い、顔見知りでもあるのでいくらかの話をして、さー帰ろうと言うところでA子は遠くからこちらを見ている女の子を発見しました。 「こんな時間に一人でいるなんてめずらしーな?」と、 思いつつ見ていたそうです。しかし、そのうちその女の子が光り出しました(???) A子は「????」と思い、 B子に「あの子変だよ。」と話しかけましたが、 B子は「え、どの子?」と。 「あそこにいるじゃない!」 「え、どこどこ」と言いつつ、 B子は女の子がいるべき場所に近づいて行きました。 「そこだよ、そこ!」 「え、ここ?」 と、B子は女の子のいる場所に手を向けましたが、手は女の子の体を見事に(お約束通りに)突き抜けたそうです。 「!!!!」 (この間も女の子はじっとA子を見てたそうです。)A子は浴衣の裾をまくり上げ、一目散に家に走って帰ったそうです。

第六夜「飴の鞭」天河花子談

これは、俺が専門学校時代のクラスメイツi(男)の体験談だっ! iは某銀行支店長の息子だ。iは次男坊で12才年上の兄がいる、年をとってからできた子はかわいい……。それは、年の離れた弟にも当てはまるのだろう。iは両親と兄に可愛がられ、ぬくぬく育った。そんなわけで、iはかなりわがままだ。i19才、彼(と両親&兄)に「飴と鞭」という言葉は無縁だった。やさしい兄は、新車を買ったやさしい兄は、iにお古の車を与えた(飴)RV車だ。 iは、喜んだ。iは、走った。海へ、山へ、走りまくった。 そしてある日、女をとなり乗せ山林を走りにいった。そこに待ち受けるのは、iの人生最大の恐怖(鞭X鞭?)とも知らず……。 iには彼女が2人いる(当時)。iは最近狙っている女(3号予定)を乗せ、夜のドライブとしゃれこんだ。 iの「男の方程式(今日こそこの女ヤル!理論)」本人談 男らしく思われたい+やりたい=車をかっこよく乗りこなす 愛車(自慢)=RV車(はやり) RV車=山道(心霊スポット) 山道(心霊スポット)=怖い 怖い<やりたい というわけで、地元でちょっとばかり有名な心霊スポットへ向かった。なれない車、暗い山道、幾重にも分岐する悪路、霧が少々……iは道に迷った、はずんでた会話が止まり、不機嫌になる女、焦るi(やりたい)。 何だかんだで1時間。無言の二人。流れ込む「あっちの空気」。さらに分岐する道。iは迷った、右か左か 「右……」 怒で無言だった女が口を開いてくれた。iの顔に明るさが戻った(ヤレる?)。さらに分岐 「左……」 iは喜び勇んで左に曲がる。iは女の言うとおりの道へ進む。もうすぐ山道を抜けることができる、そして・・ヌケる?。iはそう信じていた。 「ソノママ、マッスグイケ」 女の指示は続く、 iは思った「なんか変だ!」 「モウスグ・・モウスグ・・・・」 iは気がついた、女の声がだんだんしゃがれていく事に。ここはどこだ、iは考えた、答えはすぐにでた、そう、ここは地元でちょっと有名な心霊スポット。iは恐ろしくなって(鞭?)急ブレーキを踏んだ。道は舗装されてない、車は少々スリップして止まった。すると霧の向こうに町の灯りが見え、眼下には崖が広がっていた。 「…ち…く・しょ・う…」 女はそう言い残すと眠った、いや、最初から寝ていたのだ。 数日後、iはその女と縁を切った。無論女は、あの夜起きた出来事を知らない・・・(実話)

第五夜「髪の毛」夢育美談

私の非常に数少ない体験談の一つをお話しいたします。本人は一番あせった体験ですが、大して恐くはありません。私、こんなペンネームですがヤローです。 では始まり始まり...  今でもはっきり覚えていますが、それは大学3年に成り立ての四月のことです。研究室に入った歓迎会のあった晩のことなので、特に良く覚えています。それまで住んでいた大久保という所から引っ越したばかりで、ようやっと部屋の片付けが済んだ時分でした。ですから、体力的にも疲れていたんだと思います。 さて、先輩たちに手荒な一気呑みの歓迎を受けて、3件目をまわった辺りで、お酒の呑めない私は意識があやふやになっていました。ですから、自分の部屋には何時頃、どうやって戻ったかは覚えていません。ただ何となく、部屋に転がり込んで布団を引きずり出して被ったのだけは覚えていました。 ふと気がつくと、暗い部屋の中で目が覚めました。 いつもなら部屋のカーテンは締めて寝るのですが、その日は開けたままでした。そのせいか、部屋の外の街灯の明かりが、薄くさし込んでいたのを覚えています(部屋は二階でした)。 目が慣れて来ると、部屋の様子がはっきり見えました。 いつもは呑んだ後は頭痛がするのですが、その時は妙にすっきりとしていて、頭痛も無くていい気分でした。さぁて、寝直すかな...と思って、ちゃんと布団を敷こうと思い、起きようとした時です。 全身がピクリとも動かせないことに気付きました。 ん? これが噂の『金縛り』か?... この手の話しは好きでしたが、今まで金縛りになったことの無かった私は、かえってワクワクしてしまいました。 どれどれ...おぉ! 確かに指一本すら動かせない!これはすごい!!(おいおい...(^^;) まぁ、疲れてるからだろうと適当に納得して、ゆっくり指先から動かそうと考えました。しかし、ふと妙なことに思い当たったのです。私は仰向けに寝ていて、顔は左を向いたまま金縛っていました。左頬に畳の感触があったので間違いない筈です。 すると、私の部屋であるなら、左側は壁際で、押し入れが見えている筈なのです。ですが私には、部屋の全体を低い位置から見上げるような景色が見えていました。 ここに至って、初めて恐怖心が込み上げて来ました。 背筋を冷たいものが伝う...とか良く言われますが、初めて自分で体験しました。 おぃおぃ、これはどう考えても変だ...しかも、よくよく見ると、自分の部屋の筈ですが、中の家具や、その他のものが、何だか自分のものとは違うようなのです。配置も違っていました。 本格的にやばそうだと思い、一時期キリスト教をかじっていた私は、神様にお祈りを始めました。とにかく、手か、顔か、身体の一部でも動いてくれ、とひたすら祈りました。 しかし、駄目です。 全く動きません。 さすがに段々あせって来たその時です。何かが首筋を伝う感じがしました。最初は、うわぁ!虫でも落ちて来たかぁ、と思いましたが、再びそれが触れた時にその感覚に思い当たってゾーっとしました。 それはまるで、誰か長い髪の毛の人が私の顔を覗き込んでいて、その毛先が首筋を伝うような感覚だったからです。 で、出たのか? と恐ろしくなって、とにかく必死にもがこうとしました。せめて顔だけでも向けて確かめたいと思っていた時に、顔を向けることは出来ませんでしたが、両目を開けることが出来ました(今まで閉じてたことになるんです)。 その途端目に入ったものは ...バサリと垂れた、長いストレートの黒髪でした。 うわぁー! と恐怖にパニックになった瞬間、今までの金縛りが解けたのが分かりました。がばっと飛び起きて...っていうのが普通でしょうが、上にいるかもしれない人 (^^; が恐いので、目をつぶって暫くじっとしていました。 もう一度目を開けた時には、押し入れの襖が目の前に見えました。それからゆっくりと身体を起こして、部屋の電気を付けると、その日は朝までTVを見っぱなしですごしました。とても、もう一度電気を消す勇気はありませんでした。 以上で終りです。盛り上がらなくて済みませんが、これが私の体験した一番あせった「あっちの世界」の話しです。 この部屋にはそのまま2年住みましたが、後にも先にもこの1度きりでした。 えーと、こんな感じですが、いかがでしょうか? (^^;  あんまし恐くないですね。 本当は、後日談で実はこの部屋は...とかあればいいんですが、気になって知り合いの不動産屋に調べてもらっても何もなかったし、変な噂もありませんでした。しかしこのアパート、その当時でも、その辺りの平均の半額位だったのは確かです。 畳も新品だったし。 場所は千葉県松戸市和名ヶ○町の小学校側にある(もう10年近く前ですけど)アパートです。実をいいますと、あの話しのラストは少し変えてあります。 本当は、最後に金縛りが解ける瞬間に何だか笑い声のような無気味な声を聞いたんです。でもこれは、もしかしたら聞き違いかも知れないし、自分の思い込みかも知れませんし、何かできすぎてて作り話と思われるのも嫌なので、あえて省きました。 いたこさんの判断で、入れたほうがいいと思うなら入れて下さい。 私はたしかに声を聞いたと今でも信じています。その声は、しゃくり上げるような女性の笑い声でしたから...あれは忘れられません。

第四夜「血のソフト」あだ談

皆さんは、パソコンでゲームをされていますか?最近はやってますよねぇ。恐怖モノのゲームソフト。しかし、なかには本物もあるんですよ。 「いわくつき」のゲームソフトが。 開発中に事故が多発して幾度と無く発売が延びたとか、歴史上の人物を扱って「祟り」に見舞われたとか……。これは「本物の恐怖ゲームソフト」のお話です。 今をさかのぼること数10余年。まだパソコンが今ほど一般的でない頃、その筋では有名なソフトハウスが有りました。たしか、「ソフトスタ○オ・ウ○ング」と言ったと記憶しています。 噂では、そのソフトハウスの裏手は大きな共同墓地で、モノホンの幽霊もしょっちゅう出没する、素敵な「心霊ソフトハウス」だったそうです。 発売するゲームもそれはそれは個性的で、グリコ森永事件を扱った「モ○コ脅迫事件」。作者は気が触れているとしか考えられないサイキックホラー「○と●の伝説」などなど……。そんな「ウ○ング」がついにやってくれました!決定的な新作が発売されたのです! その名も「怨○戦記」(※1988年発売) パッケージにはモノホンの「お札」が同封され、マニュアルには「プレイ中は同梱のお札を手元においておくように」と……。う~ん、マニア心をくすぐるソフトだ(笑い)。 僕の友人のHはホラー怪談系のゲームが大好きマニア!もちろん「ウ○ング」の新作を逃すはずが有りません。 早速購入しプレイ! ……ゲームにのめり込むこと数時間。が、ある場面でゲームが止まってしまうのです。画面いっぱいにノイズのようなが……。 ……何度やり直しても結果は同じ。またまたノイズが……。とにかくメーカーのユーザーサポートにTELしょう。 サポート先では、ユーザーから問い合わせが殺到しているようでした。電話に出た担当者は「チェックのため送り返して欲しい。」と、疲れた声でHに告げたそうです。 数日後。 チェックされたソフトが、送り返されてきました。同封のメーカーからの手紙には、 「事象再現せず。念のため新品と交換します。」と……。 う~ん、おかしいな?機械の故障か?でもほかのソフトはちゃんと動いてる。……不審に思いながらもHは交換されたソフトでプレイ再開!……プレイすること数時間。また例の場面。 ノイズ。 前と全く同じところで止まってノイズ画面に。うーん、どうして?……困り果ててノイズの画面を見つめるH。 ……?! なんと、単なるノイズと思っていた画面は! 顔だ! それは、ゆがんだ人の顔が画面いっぱいに写っていたのだ。あああああ!なんてこった!怖くなったHはそのゲームソフトを返品したそうです。「ゆがんだ顔」が現れると書き添えて……。 そして、彼は、その夜さらに恐ろしい体験をしたそうです。しかし、その先はどうあろうとも語ろうとしません。 う~ん、残念。 噂ではそのソフト、初期出荷分の半数以上が初期不良で返品されたにも関わらずメーカーのチェックではほとんど問題ない製品だったそうです。 数年後、なんとその「怨○戦記」がゲーム機に移植されました! その名も「真・怨○戦記」(笑)。 ちなみにメーカーは「フ○コム」とかいったと思いますが、「ウ○ング」との関連は私にはわかりません。 Hは懲りずに購入しました。さすがマニア! 早速買ってきたソフトをプレイするH。ところが……なんと、昔と全く同じ場面で全く同じ現象が起こるではありませんか! さすがに懲りたHは即売却したそうです。 そのソフト、今でも秋葉原の中古屋にあるかもしれませんね。怨念を含んだまま。 「……あれ?いま、アナタが遊んでるソフト、それってもしかして……」

第参夜「交差点」Mr.タナカ談

私の友人が体験した話です。 7月の土曜日の夜10時頃、彼は新宿アルタ前の壁にもたれて酔いをさましていました。今日彼は会社の後輩達と酒を飲んでいたのです。 後輩達は次の店に行ったらしいのですが、彼は何故か一緒に行く気が起こらず壁にもたれて休んでいました。 アルタ前の交差点には人が溢れていました。そんな人達をぼっと見つめていたのですが気になることが有りました。小さな6才ぐらいの女の子が、交差点を行ったりきたりしているのです。 こんな夜遅くどうしたんだろう。 迷子にでもなったのだろうか? 赤い靴を履いた小さな女の子は、ほろ酔い加減で歩いている人達の後ろを付いていって、交差点を行ったりきたりしています。彼は絶対迷子だと思い、その女の子の方に行きました。 女の子は、よっぽらった男の服の裾を掴みながら交差点をわたってきました。わたった所で立ち止まりキョロキョロしています。彼は女の子の前に行き、覗き込むように話しかけました。 「どうしたの?迷子にでもなったの?」 女の子は、一瞬驚いた顔をしました。そして、愛くるしく笑い顔を作り。 「・・・・・・おまえ見えるんか!」 嗄れた男の声で喋りました。そして、女の子は煙のように消えたそうです。 今でもアルタの交差点には、誰にも気づかれず、その赤い靴の女の子はいるのでしょうか?

第弐夜「魔族のトラウマ」vusen談

こんにちわ(^_^)vusenです。 今日「あっちの世界から来た女」読みました。正直いって、この話が今まで聞いた怪談話の中で一番恐かったです。何故って、実は僕もこれとよく似た体験をしてるからなんです。 あれはまだ僕が小学校3年生だったころです。 17時になったので一人で家に帰っていた時、いきなり後ろから5人のお姉さんに取り囲まれて、建物の陰に連れ込まれてしまったのです。その時のお姉さん達は、まるで訓練された特殊部隊のように鮮やかな動きだったのをよく覚えています。 そして、何が起きたか理解出来てない僕を五人で壁に押さえつけるようにして、僕を正面から押さえつけているお姉さんがあの邪悪な話をはじめたのです。 ……つづく。 「つづく」でどうする(笑)  つづき…… 姉「久しぶりね...30年ぶりくらいかしら」 僕「え、???」 姉「覚えてないの? 私はあなたと魔界で闘った阿修羅の***(忘れた)よ」って感じで5人のお姉さん達はそれぞれ「夜叉の***」とか「**阿修羅の***」と、僕に自己紹介をしてくれました。 僕は「知らないよ。違うよ。」を とにかく連呼しました ……今思うと、小学校3年生を5人で押さえつけてこんな話しをするなんて正気の沙汰とはおもえません。しかし彼女達は真剣でした。そしてゼビン星人の人みたいに「私たちには分かるの」とも言ってました。 そして僕を正面から押さえつけてるお姉さんが、その後話してくれた話は、 ・僕は昔、魔族の将軍だたり、仙人だったりした前世の持ち主。 ・そして、前世のお姉さん達を率いて天使(?)と戦ったこともある。 ・そして「さらに大きな力」を手に入れる為だけに、戯れに転生した。 ・だから、いつか魔神の力が目覚める時がくる。 ・その時はお姉さんたちを率いて世界の半分以上を破壊して新しい世界を支配するのが運命。 て事でした。 ……ここで、いたこさんと決定的に違うのは、僕は見事に洗脳されてしまい、この話を信じてしまった事です(笑)。 そして彼女は、最後に ……やはり勝手に話したくせに 「誰にもいってはだめよ」っと口止めしてきました。 なんでも、僕の正体がばれると聖なる者が僕を殺しに来るといけないかららしいです。しかし、小学3年生の僕は「言ってはいけない」と思いつつ、次の日、学校で一番仲の良い奴に全て話しました。 その次の日・・・ 僕は野球の練習中に、バットで後頭部を殴られて1週間入院しました。 僕は本気で「お姉さんの言っていた奴に狙われたんだ!」と信じてしまい、それから、武術の修行をしはじめました。この時から、自分は魔神だと本気で信じたアブナイ少年になったのです。 このお姉さんたちは、たまに逢うと小遣いとかくれたので、僕もなついていたんですが…… しばらくして 「実はこれから昔(前世で)使っていた隠れ家の神社に行くが一緒に行く?」 っと誘われてしまいました。そこは すごく遠くて、行ったらもう帰って来れないというのです。僕は悩んだ挙げ句 断りました(当然ですが(^^;;)。 するとお姉さんは  「だったら 前世を思い出して力が目覚めたらきっと思い出すからそのときは必ず来てね。」 と 泣きながら僕に約束させてみんな去っていったのです。……冗談みたいな話ですが、僕は高校まで本気で信じてました(^^;;。 今でもトラウマのように 夢で自分が魔神の夢をみます。ですから「ゼビン星人」の話を読んだ時、背筋が寒くなりました。  ……「他にもいたんだ」 この経験から、子どもにアブナイ話をまことしやかにするのは犯罪的な行動だと思います(笑)。マジで! そんな訳で僕も力が目覚めたらゼビン星にでも行ってみようかな((^^;;。 ちなみに、これ意外にも恐い体験「子どもの幽霊がついてきた話」 「台湾でベットから男が生えてきた話」「飛ぶ女を見た話」などあるんで、ご希望があれば(笑)、メ-ルします。 それでは(^o^)/””” ”vusen”