第十夜「お墓で遊ぶな子供達」ひろ談

投稿者: | 2023年4月16日

これは私が高校の時、付き合ってた彼氏(超霊感強い奴)と体験した話しです。近所に墓地があるんですけど、やはりああいう所でおふざけしちゃいけないんですよね。

真夏の夕方、「(幽霊が)出るよ~出るよ~、ほら、あそこにいる~」なんてふざけ合いながら歩いていたのですが、突然彼が真顔になって一言

「や、やばい……怒ってこっちにらんでる」

その瞬間、周りの空気がさーっと寒くなって体がぐっと重たくなったんです。おもしを体中に付けられたように。私だけでなく彼も一緒に同じ状態になっていました。歩くのも片足ずつゆっくりしか動かす事ができませんでしたが、なんとか墓地から離れようと、歩きました。

取り憑かれた場所から離れれば、いなくなる場合が多いはずなのにあっちの世界の方々ずっと憑いてきてしまったんです。彼が言うには、3体が二人を行ったり来たりして憑いていたそうです。

10分ぐらいづっとそんな調子だったのですが、ふっと軽くなったんです。そしたら、彼の方が歩けない状態になったので、大丈夫って感じで体に触れたら、今度は私だけがぐっと重たくなって。

その時は2体に減っていたそうですが、相手に触れるとそっちに移るという感じでした。彼は除霊ができたので、彼に移った時にあっちの世界になんとか行ってもらいました。その間感じたあの嫌な雰囲気は一生忘れる事ができないでしょう。

書くとそんなに恐くない話しなのですが、あの時は本当に恐怖の一言でした。また、あれ以来あっちの世界の方がお目見えになるとわかるようにもなってしまいました。あの時と同じ雰囲気にさーっと変わってしまうから。まだ、見えないだけいいかとも思いますけどね。

とりあえず、お墓では遊ばない方がいいでしょう。。。

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