第二十壱夜「体験した恐い話」コジローLv9談

投稿者: | 2023年5月12日

コジローLv9は高校生のころ寮に入っていました。
そんなある日の消灯後の深夜……。
夜遅くまで勉強していたコジローLv9は寝る前に「うんこ」をするためにトイレに行きました。

ちなみにこのトイレの一番奥の密室はガラスの窓(当然曇りガラス)があり、窓を開けることによって夜景を楽しみながら用を足せるという特権がありました。しかも、コジローLv9が入ったトイレは4階。そこから見渡せる夜景はまさに絶景です。

しかし、コジローLv9は夜景を楽しむ趣味がなかったので奥から2番目の密室に入りました。こんな夜遅くに起きているのはコジローLv9だけです。寮は不気味に静まりかえっていました。っと突然!!

「ガラガラガラァーーーー!!!」

っという激しい音と共に一番奥の密室の窓ガラスが開くではないですか!
いくら「うんこ」に夢中になっているとはいえ、誰かが入ってきたのに気づかないほどコジローLv9は鈍感ではありません。

「外から誰かが窓ガラスを開けたのか?」

っとそんな考えがコジローLv9の頭に浮かびましたが、コジローLv9を脅かすためだけに、こんな真夜中にしかも4階の窓ガラスの枠にへばりつくという危険をおかすでしょうか?

「はぁー!これは怪奇現象か?!それとも夢かぁ?!」

っと混乱しているコジローLv9をよそに再び激しい

「ガラガラガラァーーー!!」

っという音と共に窓ガラスは閉まりました。
出るものも出なくなったコジローLv9は慌てて隣の密室へ行き、窓ガラスを開けようとすると……。

鍵がかかっている!!

鍵を開けて外を見ても当然誰もいませんでした。
あの窓ガラスが開いた音はいったい何だったのか?
その謎は未だに解決されていない。

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